インストールする前にやっておくこと
まずパソコンで送受信できるメールアカウントを作って、設定しておこう!
「…え?そっから?」って声が聞こえてきそうですが、スマホの簡単なツールでやりとりするのが当たり前でメーラーすら起動したことのない人も少なからず存在する今日この頃ですのでね。ええ。
まあ、本記事を参照してインストールを試みる人ならパソコンは手元にあるはずでしょうから、まずその手元のパソコンでやりとりができるメールアカウントを作っておきましょう。
設定がややこしいからウンザリする気持ちもわかるのですが、今後アプリケーションやプラグインなどDTM環境を育ててゆくつもりならこの辺りのやり取りは避けて通ることができませんので、これを機に学んでゆきましょう。
例えば手元のパソコンがMacでiPhoneユーザーなら、Apple IDでiCloud同期したら簡単に設定できます。例えば手元のパソコンがWindowsマシンでiPhoneユーザーなら…、実はこれもApple IDでiCloud(Windows用)同期が簡単にできます。
設定の仕方なら、ガジェット好きのブログ等が山ほど出てきますのでそちらを参照してください。
で、Gmailなんかもチュートリアルが山ほどあるので、設定は割と簡単ではないかと。あ、ドメインが2択になってしまいましたね。ま、今日セキュリティもしっかりしてますので「XXX@icloud.com」か「XXX@gmail.com」の2択でよいと思います。
AvidにSign Inをして「Avidアカウント」を作っておこう!
これも、アプリケーションを購入したらレジストレーションやアプリ本体のダウンロード、付属のプラグインのダウンロード、アップデータやまさかのための修正版アプリ、PDFマニュアル、特典やおまけのサービス品あれこれ、なんかは全部ここを介して行うので、予め作っておきましょう。
PACEのiLOKにSign Inをして「iLOKアカウント」を作っておこう!「iLOKマネージャー」もダウンロードしておこう(任意?)
おっちゃん達がPro Toolsユーザー初期の頃は、別々にアカウントを作る必要があったのですが、いつからかAvidアカウントからPro Toolsのアプリをダウンロードしてインストールをすると、一緒にパッケージの中に入っているとかいないとか。
ついでにiLOKアカウントを特に操作しなければ、AvidアカウントのメールアドレスがそのままiLOKアカウントになるとかどうとか。
ご丁寧すぎてそもそもiLOKアカウントがあったこと自体知らなかったとか(アクティベーションとデポジットは全てAvidアカウントでやってるものと思ってたとか)。
色々耳にするのですがこの辺りは検証不可ですので、確定的なことは申し上げられません。ですが、先行して個別に作っておいても問題はありません。自身が覚えてい易い、わかり易いユーザー名(User ID)を考えておきましょう。
iLOKアカウントを作成したら、Avidアカウントの管理画面でリンクしておくとややこしくなくて後が楽になります(上の図の下のとこね)。
1. アクティベーション
購入したアクティベーションカードをアクティベートしよう!
原価数円、3万なんぼのカード(正規版なら7万ちょい)です。パッケージくらいは大袈裟にしてもよいかと思うのですが…、大切に扱いましょうね。
まずAvidアカウントにログインして画像の「ユーザーの製品 > Avidソフトウェアのアクティベーションとダウンロード」をクリックしましょう。
図にしたがって、アクティベーションカードに記載のアクティベーションコードを入力しましょう。
入力し、プロフィールに間違いがなければ右下の「Activate Product」をクリックしましょう。
アクティベートが完了したら(正規版の場合はここで完了してダウンロードできるのですが)管理画面のホームに戻り、今度は「ユーザーの製品 > ユーザーの製品とサブスクリプション」をクリックしてみましょう。
次のように、自分の所有製品の中に「Pro Tools」の項目が追加されています。右端の“∆”をクリックして下方展開します。
2. アカデミックライセンスのアクティベーション
さ、ここからがアカデミック版のややこしいところ。君、挫折することなかれ。
ここからはユーザーが「学生・教職員・教育機関(これはまた違うのかな?)」であることをAvidに(identit-eという委託サードパーティーの機関)に認証してもらう作業になるのですが、
- Web上での認証手続き
- メールでの認証手続き(3往復くらいやったかな)
の、2種類の方法があります。
おっちゃんはTips上げるために、嫌がらせのように両方やりましたが、ちゃんと返信が来ますのでどちらか一つの方法で構いません。まぁ、Webの場合、直訳の日本語がどうしても東アジアの大国の詐欺サイトや怪しいフリーソフトダウンロードサイトを彷彿させるような外観なのでね…。しかも肝心なところはがっつり英語。
ちなみにメールでもがっつり英語ですので、不安なところは翻訳サイトなどを駆使してください。
まず、上の図のAvidアカウントの所有製品の(この場合はPro Tools)の[Activate Subscription]をクリックしましょう。
必要情報を入力するフォームに移行するのですが、すみません、スクショとるのを忘れてしまいました…。
まぁ、ガイドにしたがってフォームに入力するだけのものなので簡単だったかと思います。
[ システムID ] と [ アクティベーションID ]が発行され、同時にその案内のメールが送信されます。
この時にどちらでアクティベーションを行ってもよいのですが、まずWeb上での認証手順ですとこのような形で確認コード(これがアクティベーションIDのことなのでしょう)が発行されます。
で、画像の下方部「Identit-e」(こういうダジャレ好きよね?あの人達)のURLリンクになっているので、Identit-e のサイトに飛びます。
怪しいサイトでもフィッシングでもないですよ。ここで、学生・教職員である身分証明書類をデータにしてアップするのです。
画像右側の [ 詳細 ] ブタンをクリックしてください。ブタンね。
ブタンをクリックすると証明書類をアップする画面に遷移するのですが、さて、何をどうしたものやら…。
で、左下の[ 適格性ガイド ]をクリックすると、アカデミック版の適格要件やら、証明書類についてのあれこれの解説ページが見られるのです。がっつり英語で。
ま、これに関してはAvidのサイトに掲載されているものとほぼほぼ同じなのでなんとなく理解はできるかと。
「いやいや、わたくしちゃんとこれチェックして大金はたいて買ってるんですけど…」ってはなしですよね。
ではなくて、この [ 適格性ガイド ] の証明書をどうすんの?ってことで、まず、
学生諸君は
手順1. 自分の学生証の、「学校名と自分の名前が記載されている面」の写真をスマホで撮りましょう。(メールで手続きする人も共通項目です)
手順2. 撮った写真をパソコンに移しておきましょう。(メールで手続きする人も共通項目です)
手順3. 先ほどのIdentit-eのアクティベーションのページへゆき、[ >> 書類をアップロードする ] をクリックしましょう。
手順4. 学生証の写真をアップロードしましょう。
これで完了です。
証拠書類のデータを受け付けてもらえると、このようなメールが届きます。
あとはIdenti-eが、もしくはAvidが審査してくれるのを待ちます。
最大で48時間かかるそうです。
では続きまして、メールでのやりとりでの手続きの手順です。
ここまでで「もうWeb上でやっちゃった。」って人は必要ありませんので、あとは「認証されました!」メールを気長に待っててください。
まずAvidアカウントの所有製品の項目で [ Activate Subscription ] をクリックするとこのようなメールが届いたかと思います。
重要なのは真ん中のリストの3つめ、「Reply to email with …」ってとこですね。
「5MB以内の大きさの証明書類データをこのメールに添付して送ってね」と記載されているので、先ほど撮った写真データが用意できたら(まぁスマホの写真ごとき5MB超える事はないでしょうから)返信してみましょう。
返信の宛先アドレスが暗号化された、あなた専用の固有の窓口宛になっているかと思います。
その宛先を確認したら、本文には何も記載せず、証明書類データを添付して、メールを送信しましょう。
メールを送ったら次のステップのメールが届きます。
問題なければこちらも24時間程度、最大48時間かかるとのことなので気長に待ちましょう。
おっちゃんの場合、インストール予定日の前日の夜中24時くらいに手続きをしたのですが、翌日の午前中には認証されていました。
証明書類は報酬の明細書の写真です。一応、証明書類だから額面記載のとこもモザイクをかけるような手は加えなかったのですが、額面は審査対象にはならんとはいえ、なーんかヤーな感じ…。単位が$だったらいいのに…。
ま、証明書出して下さい、って手続きも面倒なのでね、サクっとアクティベーションしたい同業者の方はオススメです。
時差の関係もあるのでしょうが、よほどの問題や書類不備がなければすぐに認証されるようです。
確定申告も給付金申請もこれくらい早ければいいのにね〜。
3. ソフトウェアのインストール
で、認証が完了すると次のステップのメールが送られてきます。
っていうか、「認証されましたよ。」ってやつですね。
このメールを受信したら、Avidアカウントへいき「ユーザーの製品 > ユーザーの製品とサブスクリプション」を開いてみましょう。
このようにアクティベーションされ、iLOKアカウントにライセンスがデポジットされ、ようやくProToolsソフトウェア本体のダウンロードができるようになるわけです。”面倒臭さ”と”4万ちょいの差額”が天秤にかけられるわけです。
ちなみに、FL STUDIOは一度購入すれば今後のアップデートも永久無料をうたっているのだとか。
ホンマかいっ!?って話なのですが、むかーしむかし、どこのソフトもそんな感じのことアナウンスして、結局サブスクですよ。ここ10年で。
こればっかりは、そんなもんやと思って期待はしないほうがいいですよね。
はい、画像下部の[製品詳細とダウンロード・リンク]をクリックすると「必要なものもそうでないものもダウンロードはご自由に。」という、ネット環境に優しいのか、常連さんに優しいのか、
はたまた「エントリーユーザーは勉強してこい!」的な選択肢が与えられるので、必要なものをダウンロードしておきましょう。
あ、初めての人は、最低「インストゥルメント」と「エフェクト」の「Plug-ins」はダウンロードしてインストールしておいたほうがいいですよ。
あって困るものじゃないし。
チョップ試してみたい人はLoopmasters Sample Packも。
で、常連さんは今回あたりから初めてiLOK Cloudを使うことになるのではないかと。ポートってね、今の時代ね、貴重ですもんね。
トラブル等あったらコメントか問い合わせください。スパム、誹謗中傷は受け付けません。「個人情報ダダ漏れですよ〜」とかありましてもコメントか問い合わせください。おっちゃんの学校関係者は現場で問い合わせてください。
それではよきDTMerライフを!コロナに負けるな!