なぜPerfect(完全)とMajor・minor(長・短)グループに分かれんの?M・mは幅/距離でイメージできるけど、Perfectってなんやねん、って話なのだか、
うまい解説はないもんかと一時期探したのだが、菊地 成孔 氏の講義によると、
起点の音から例えばP4だけ移動できる(高いほうでも低い方でも)ゲームをしたとしたら、12音階全ての音を制覇できる「完全制覇」できる、のが「P4」と「P5」なのだ、と。
なるほどー。と感心しつつ、端から見ると作曲してるように見える、本人的には単なる暇つぶし、いや、裏付け取りのゲームをやってみた。
あれ?「P1」と「P8」はどこいった?そもそも動かれへんやん。あ、だから完全なんか。ん?
「m2」と「M7」も制覇できるやん?あ、この場合「+1」「-8」と捉えんのか。あれ?
じゃ、tritoneは?2音のみで「P1」「P8」と理屈同じ扱いか。そもそも「-1」はないし。
あ、「M2」「m7」は制覇できんからか。え?でもそれって、グループ分けありきのルールやん。んんんーっ…。
迷路です。7割がたさらって一度は納得したツメの甘い奴です、僕みたいなもんは。
結局、矛盾を解消させる為に収めたルールなんスかね。
いや、あーそうか、最小単位の「半音」はのぞくんか、そりゃそうよね。
で、氏の講義では他にも、M・mは2席あって、Pは3席あって…、と。
確かにコードトーンありきで捉えるとM・m2席と5thは捉えやすいけど、P3席って、4thが置き去りなんかな、ていうかやっぱり5th下ってのがベース?って感想で。
僕はP1席にしました。
これ、理論書籍としてはダイジェスト的で、エントリーとしては難しいんですが、音楽学の書籍としてはかなり読みごたえあって、おもしろくて為になりました。特に音韻、音響やリズム、Beatのとこなんて、唯一無二かと思います。
ハードカバーいいなぁ…。